らーめん専門コンサルタントの「らーめんの美味しさ」その2

 らーめんというキーワードで、らーめんと〇〇というと、いくつか出てくると思う。例えばスープ、チャーシュー、メンマなどは当たり前なのだが、大切なものが一つある。それは胡椒である。私はらーめん店の胡椒に非常に興味がある。わざわざらーめんを食べる前に胡椒だけを香ったり、舐めたりする。そんな中一番がっかりするのが、SBの赤いラベルのまま何度か継ぎ足したのであろうボトルを見ると残念でたまらない。胡椒は紀元前500年も前にこの世に出て、長い歴史の中では、胡椒を巡って戦争までした事があるくらいである。俗にいう「胡椒戦争である」

 現在日本では、約300種類の胡椒があり、それを又ブレンドしたりするとその種類は数えきれない数になるのである。らーめん店をオープンする時や、新メニューを開発する時、あんなに必死に命がけでスープ、麺、トッピングを考えて作りあげた大切な一品にも関わらず、あっけなくいつもの胡椒を上からぶっかけて、情けなくならないのか?

 らーめんには胡椒。これは当たり前のようになっているが、本当にあなたの店のらーめんにあう味の胡椒を探してみてはどうだろう。もしかすると、ベストマッチの胡椒でらーめんの味が何倍にも美味しくなるかもしれませんよ。是非見直してみて下さい。

 それともう一つが、私はいつもらーめんには、一味か七味の唐辛子、これをおすすめしている。

 先日テレビで、今迄〇千杯のらーめんを食べた男なる人が出て、動物の骨系と、煮干し系のダシを合わせたのはおそらくこの店が、初めだと言ってたが、冗談じゃない。福島県の会津喜多方らーめんは昔から、骨スープにたっぷりの煮干しが定番だ。だからあっさりしていて、たいがいの店が朝七時オープンだ。朝食にらーめんを食べて出勤という人がたくさんいる。

 今から30年近く前、中国料理を志していた私は、父の友人で喜多方の人がいたので遊びに行って、らーめんの食べ歩きをした。今のように観光化されてなくて、それでも何軒かのらーめん店はその時からあった。地元で人気の店を1日で、三軒ほど回った。きしめんの様な平打ち麺に驚いたが、やっぱりスープは本当に美味しかった。

それとあとひとつ、どの店にも胡椒が置いてなかったのを覚えている。店の人に聞くと、胡椒を入れると、うちのらーめんはまずくなるからだと言っていた。だから一味とうがらしか置いてないのだ。(今はどうかわかりませんが・・・)

 本当に良い寿司屋は、寿司にこだわるのは当たり前、醤油やわさびもめちゃくちゃこだわっているよね。だったら私達らーめん屋ももっと調味料に、こだわろうよ。