らーめん専門コンサルタントの(最近あった話)その3

 私のこのブログを、結構知人が楽しみにしてくれている。忙しくて少し滞ると、「最近書いてないね」などと言ってくれる。

昨日の事である。友人たちとの飲み会で、その中の一人が「松ちゃんの最近のブログ、らーめん専門コンサルタントというよりは、人生相談見たいだ」と指摘された。そう言えば、このブログのタイトルは「ラーメン見聞録」であったと改めて思ってしまった。するともう一人の友人(会社 会長)がその会話に待ったをかけた「松ちゃんのブログは今の方が良い」と言ってくれる。なぜなら、私のブログの内容を会社の朝礼で思いっきりパクって、社員から「社長の話、最近為になります」とか「元気とやる気が出ます」と評判が良いらしい。私としては、少し複雑な思いではあるのだが、このブログは、いつも私がらーめん専門コンサルタントという立場から、らーめん店を経営する社長さん、店長さん、それに携わるスタッフの皆さんが、らーめんという素晴らしい料理を通じてより多くの人の幸せと喜びの為に役に立って欲しいという思いで、その都度感性で書いている。

 考えてみると、二つの事が言える。一つは今のらーめん業界は毎日が変化に飛んでいて、どれが良い、悪いと言える時代ではなくなっていると思う。昨日のテレビで、大学生の55%が味オンチだそうだ。高校生にいたっては70%近くに上るらしい。そんな時代の中で、何が流行るか判らないものだ。思いおこせば、私が子供の頃は、食事の時はお茶と決まっていたが、今の高校生は米の弁当と一緒にコーラやカルピスを飲んでいる。見ている方が気持ち悪くなるが、そんなおやじは「う・ざ・い」のだそうだ。特にらーめんのような味が濃くて、旨味成分が多く含まれるような食べ物は、うっかり上品なものを作ってしまうと、まったく売れないのかもしれない。だから、本当に心に残る商品に最近出会えない。 

 そしてもう一つは、これは本当に生意気を言って申し訳ないが、一言で言って、ラーメン業界に限らず、料理人を目指す若者たちに「志」がない。私が講演を頼まれた時、料理関係の人達が集まる場合はたいてい「料理作りは、人作り」というタイトルで話をさせていただく。内容を簡単にいうと、料理は人間が作る物、そこには、文化、伝統、歴史、風土、様々なものが流れている。それは人間にしか出来ない技なのである。料理は絶対人間にしか作れない。ロボットや機械が作っても、結局は味を決めるのは人間なのである。であるならば、料理を作る前に、しっかりとした人間を作っておかないと、良い料理など出来るわけがない。だからどうしても、らーめん店のスタッフである前に、一人の人間として「志」を持った料理人になって欲しいという思いが強くなってしまうのだと思う。

次回のブログは、らーめんの話を中心に書くように努力したいと思っている。